ずっと一緒にいてね?
私は雅の膝から降りて、雅の横に座り直す。
「…え、えっと…わ、私の名前は、岩見 は、はるなです…。私もこはるちゃんと…その…と、友達になりたいです…。あと…私のことは、は、はるなと呼んで下さい。」
い、言えた!
すごく噛んじゃったけど…伝わったかな?
チラッとこはるちゃんの方を見ると、ポカンとした顔をしてたけど、やがて心配そうに口を開いた。
「え…良いんですか…?はるなさんは…極度の人見知りだと聞きました。それなのに…会って間もない私と友達になるって怖くないんですか…?」
や、やっぱりそうなるよね…
でも大丈夫。
今、こうやって一緒にいても怖くないから。
それに、こはるちゃんだって緊張しているはずなのに、私を真っ直ぐ見つめてくれている。
その瞳は、とても綺麗。