ずっと一緒にいてね?

もう一度、真正面からこはるちゃんを見つめた。


すると、こはるちゃんはさっきのように、花が咲いたみたいにふんわり微笑んだ。


「良かった。はるなちゃん、さっきと比べて、すごくスッキリした顔してる。」


…そうかな?


でも、そうだとしたら、こはるちゃんのおかげだね。


こはるちゃんの言葉があったから、今またこうして一歩前に進める。


「…ありがとう。こはるちゃんのおかげだよ。」


自然とお礼の言葉が出た。


「…私は何もしてないよ。今こうして私と向き合えてるのも、はるなちゃんの力だよ。…逆に、私こそお礼を言いたい。」


…私に?


私こそ何もしてないと思うけど…


「…ふふっ。そうだよね。はるなちゃんからしたら、何もしてないんだと思う。でも、極度の人見知りで、生徒会長さん達以外ダメだったはるなちゃんが、何の躊躇いもなく私と会うって決断してくれたこと。たったそれだけの出来事だけど、私はすごく勇気をもらった。」
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