ずっと一緒にいてね?
それに、こはるちゃんという友達も出来た。
これから先、はるなの世界が広がるにつれて、私達の存在も小さくなっていくのかなと思うと、やっぱりどこかで寂しいなって感じる。
あ、こんなこと思ってるなんて、はるなには内緒だよ?
つい2日前に祐介にバラされたばっかりだし。
「…ねぇ、ももかちゃん。」
「…うん。」
私は、えみの呼びかけに、言葉少なに返した。
だってえみが言いたいことなんて、言われなくても分かるから。
“はるな、こはるちゃんと友達になれて嬉しそう。小さい頃からの憧れも叶ったみたいだし、良かったね。でも…ちょっとだけど…寂しいね。”
でしょ?
そういう意味を込めてえみを見れば、その顔は嬉しそうで、でもどこか切なさをを含んでいた。