ずっと一緒にいてね?

そんな私を雅はギュッと抱きしめて言った。


「だってそれって、優しい俺を独り占めしたいって思ってくれてたってことだろ?」


そ、そういうことになるのかな、多分…


「う、うん…」


自分で自分をわがままだなと思いつつも、雅に嘘をつけるはずもなく、素直に頷いた。


「やべー、はるながそんなこと言ってくれるなんて、めちゃくちゃ嬉しい。マジでニヤける…//」


…雅ってズレてるのかな…?


普通、あんなわがままなこと言われたら、嫌だって思うよね。


(いえ、雅はズレていません。至って正常です。 by ひのり)


「…嫌じゃないの…?わがままだと思わないの…?」


「思わねーよ、そんなこと。むしろ、そんな風に思ってくれてたことがすげー嬉しいね。だってそれって、少なからず俺のこと意識してくれてるってことだろ?」
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