ずっと一緒にいてね?
「…はるな、ごめん。しばらくこのままでいさせて…」
「う、うん…」
…今日の雅はなんだか変だ。
私がわがまま言っても怒るどころか喜ぶし、意味不明なことを言ったかと思えば、急に抱きしめてくるし…
「…はるな。」
「ん?」
チュッ
……………………へ??
私は、今起きた出来事を理解するのに、数秒かかった。
突然のことに、私の頭の中は、さらに混乱を極めた。
と同時に、私の顔は、今までにないくらい真っ赤に染まった。
え、どういうこと…!?
何でいきなり雅にキスされたの…!?
それにこんな真っ赤な顔まで見られたぁ…//
恥ずかしくて雅の顔が見れないよぉぉ…//
「はるな。」
私がパニック状態に陥っていると、私の名前を呼ぶ雅の声が聞こえてきた。
その声は、いつになく優しく、そして今までで一番甘かった。