ずっと一緒にいてね?

「な、何…//」


雅の顔を見るのが恥ずかしくて、ギュッと雅に抱きついて、胸に顔を埋めたまま返事をした。


「こっち向いて?」

「い、いや…」


私は雅の言葉に即答した。


そんなの恥ずかしくて無理に決まってるよ…


すると、雅は突然こんな爆弾発言を落とした。


「…はるながこっち向いてくれないと、俺はるなのこと嫌いになっちゃうけどいいの?」


……え?


雅の方を向かないと、雅に嫌われちゃう…?


「い、いや…!お願いだから、はるなのこと嫌いにならないで…!」


私は、涙目になりながらも、反射的に雅の方を向いた。


でも、そこにいたのは、まるで愛しいものを見つめるかのように私を見る雅だった。


雅は、半泣きの私の頭を優しく撫でるとフッと口元を緩めて微笑んだ。
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