ずっと一緒にいてね?

「…うん、ありがとゆうにぃ。ゆうねぇ、まなねぇ、帰ろ!」


「はーい。じゃあ、祐介先輩と雅、ありがとうございました。はるなおいで。」


私はゲーム機を急いで片付けて、ゆうねぇとまなねぇの元へ駆け寄った。


「ゆうにぃ、雅、またね。気をつけて帰ってね…?」


「ああ。またな、はるな。」

「はるなこそ気をつけて帰って下さいね?」


「…うん。」


ゆうにぃと雅に手を振って生徒会室を後にした。


「ごめんね、はるな。みんなが忙しいせいで早く帰らなくちゃいけなくなっちゃって。」


と、すごく申し訳なさそうに謝ってくるゆうねぇ。


いやいや、ゆうねぇは何も悪くないよ。


みんなにだって用事くらいあるだろうし、むしろ私の方こそ謝りたいよ。


わざわざ終礼、抜けさせちゃったんだもん。
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