ずっと一緒にいてね?
「…はるなは全然大丈夫だよ。それに、ゆうねぇとまなねぇだってはるなのために終礼抜けて来てくれたでしょ?」
だから、これで貸し借りはチャラじゃない、といってにっこり笑ってみせた。
すると、二人とも顔が赤くなったと思いきや、驚いてジッと私の顔を覗き込んだ。
…え、な、何…?
私の顔に何かついてる…?
二人の行動に戸惑っていると、ゆうねぇが突然突拍子もないことを言い出した。
「はるな、前よりもさらに可愛くなったね?何かあった…?」
「へ……!?」
いきなりなんてことを言い出すんだと思ったが、心当たりはありまくりで、それがバレたんじゃないかと、動揺を隠せないでいた。
私のその反応を見て、図星だと思ったのか、二人は顔を見合わせると、見事にぴったり声をそろえて聞いて来た。