ずっと一緒にいてね?

誰かに聞こうにも、以前ゆうねぇが自分で気づくことが大切って言ってたし…


はあ…


最近、思考の半分以上が胸の痛みの正体のことと、雅とのキスのことで埋め尽くされてる気がする…


「じゃあ、そのはるなのお悩みを解決出来るかもしれないヒントを教えてあげる。」


私が浮かない顔をしていたのを見て、ゆうねぇがウインクしながら得意げに言ってきた。


ヒント…?


「…そんなものあるの…?だったら最初から教えてくれてもいいのに…」


私は、頬を膨らませながら不満げに二人を見た。


すると、まなねぇが右の人差し指を左右に振りながら言う。


「だって、最初から教えちゃったら意味ないでしょ?それに、私達からヒントを教えるのは最終手段だから…ダメだった…?」


うっ…

まなねぇずるい、その顔…!


私がその顔に弱いって分かっててやってるでしょ…!


絶対確信犯だ…
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