ずっと一緒にいてね?
「だ、ダメじゃない…」
って答えるしかないじゃん…
「良かった!じゃあ、とりあえず早く帰ろうか。じゃないと終礼が終わっちゃうし。」
わ、ほんとだ…!
あれから5分も経っちゃってるよ。
私達は下駄箱まで早足で向かい、素早く靴を履き替えた。
「はるな、おいで?」
私は無言で荷物をまなねぇに預けると、少し前を歩いていたゆうねぇにおんぶしてもらった。
いつの間にか、ゆうねぇにおんぶしてもらうことにも慣れつつあった。
初めはすごく躊躇ったんだよね。
だってゆうねぇは、みんなの中で一番背が低いし、私とも身長がほとんど変わらない。
だから、最初は断ったんだけど、ゆうねぇが大丈夫って言って譲らないから、今ではこうして背中にのせてもらうことに違和感はない。
むしろ、安心するから、ゆうねぇの背中に乗るのは、割と好きだったりもする。