ずっと一緒にいてね?
♯4 かけがえのない二人
【side結佳】
スースーと背中から聞こえてくる寝息。
寝ちゃったか…
その寝顔を見れないことを残念に思いつつも、はるなが安心してくれているならいいか、とも思う。
「ちぢ、はるなも寝ちゃったし早く帰ろう。」
「あ、まなごめん、私の荷物…」
「言われなくても持ってるよ。」
「さすがまな。良く分かってる。」
私はちょっと茶化して言ってみる。
すると、その茶番に乗ってくるように、まなはいたずらっ子みたいな笑みを浮かべて言う。
「当たり前。ちぢのことなら何でも分かるんだから。私を誰だと思ってるの。」
「私様、まな様、女神様です。」
これでどうだ…!
結構真面目に答えてみた。
言ってることはめちゃくちゃだけどね?
何て自問自答していれば、隣を歩いていたまなが吹き出した。