ずっと一緒にいてね?
そんなやり取りをしていると、あっという間に私の家に着いた。
今日もだけど、誰もいない。
まなに家の鍵を開けてもらい、まずは私の背中でぐっすり眠っているはるなを慎重に私のベットへ寝かす。
相変わらず安心しきって眠っているようで、目を覚ます気配はない。
そのあどけない寝顔を見ていると不思議と心
が安らぐ。
「…女神様って言う言葉は、私じゃなくてはるなの方が似合うね。」
いつの間にか後ろに立っていたまなの手にはお盆が握られていて、その上にはお菓子とお茶が載っていた。
「わ…まなごめん。私の家なのに。」
「そんなのいいから。早く手、洗ってきたら。」
「ありがと、ごめん。」
私はまなに言われるがまま、急いで手を洗い自分の部屋へ戻った。
すると、部屋にはお茶を飲みながら、はるなの寝顔を観察するまながいた。