ずっと一緒にいてね?

「あ、ちぢおかえり。ちぢの好きな紅茶いれてあるよ。」


ホントだ…最近私がハマってる蜂蜜入りの紅茶。


…うん、美味しい。

この蜂蜜の甘さ加減が好き。


その甘さを味わいながら、私はおもむろに口を開いた。




「…ねぇ、まな。」


「…分かってるよ、はるなのことでしょ。確かにはるな、最近またさらに可愛くなった。雅への恋心を自覚してないにしても、雅との間に何かあったのは十中八九間違いない。」


…だよね。


雅となんかあったって聞いた時のはるなの表情からも、それは読み取れる。


「…まなだったら、はるなにどんなヒントを教える?」


「…じゃあ、逆に聞くけど、ちぢはなんて言うつもりだったの?あの時はるなにヒントを教えるって言ったのちぢでしょ?」
< 201 / 320 >

この作品をシェア

pagetop