ずっと一緒にいてね?

……っ…


そう聞かれた瞬間、私の心の中で何かが大きく揺れた。




雅に対しての好き…?


さっきのゆうねぇやまなねぇ、えみちゃん達の時と違って、すぐに考えられなかった。


しばらく呆然と何も答えられなかった私に、ゆうねぇが違う角度から質問してきた。


「じゃあ、はるな。もし今雅に彼女がいるって言われたらどう想う?」


ドクンッ


胸がさらに波打った。


雅、に彼女…?


彼女って異性として好きな人のことだよね…?


しかも、お互い好きってことは、雅もその相手が好きってことだよね…?


「そんなの絶対いや…!雅に彼女なんて…!」


私は、気付いたら思わず叫んでいた。


叫んだ私に、さすがの二人も驚いたみたいだったけど、すぐに笑顔になった。


「…はるな、もう分かったんじゃない?雅に対しての好きがどんな好きか。」
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