ずっと一緒にいてね?

♯6 サプライズパーティー


【sideはるな】


今の時刻は、5時少し前。


さすがにそろそろ帰らないとと思って支度しているのだが、さっきから雅のことが頭から離れない。


一旦忘れようとしても、全く効果なし。


私が心の中で盛大なため息を一つつくと、同時に誰かのスマホの音が鳴った。


「…私のスマホ。やっぱりももかちゃんだ…はい、もしもし。」


そう言って、電話に出るまなねぇ。


…もしかして、私の帰りが遅いから心配させちゃった?


「…はいはい、分かってるよ。はるなに大事な話があって、それが終わって今そっちに向かうところ。…だから、ごめんって。うん…うん、分かった。じゃあね。」


…ももかちゃんとまなねぇが電話してる。


なんか珍しい光景だな。


「はるな〜、帰るよー。忘れ物ないようにね。まなも行くよ。」


「ん。」


「あ、うん。ゆうねぇ、おじゃましました。」


「いえいえ。」
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