ずっと一緒にいてね?

リビングのドアを開けたはいいけど、真っ暗で何も見えない…


私が入るのを躊躇っていると、いきなり歌を歌う声が聞こえてきた。




ハッピーバースデートゥーユー♪
ハッピーバースデートゥーユー♪


え、え…!?

何これ…!?


しかも歌ってる声の感じからしてえみちゃん達も全員いる…!?


私が完全にパニック状態に陥っていると、いきなりパッと電気がついた。


すると、私の目の前には何かお花の冠みたいなのを持つ雅がいた。


え……

えーーーーーー!?


ななななななななんでぇ〜〜!?


ど、どうして雅が私の家にいるのーー!?


もはやキャパオーバーの私。


「驚かせてごめんな、はるな。16歳のお誕生日おめでとう。これは先輩方と考えたサプライズだよ。」


そう言って犯罪級の笑顔を浮かべて、私の頭に冠をのせてくれる雅。
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