ずっと一緒にいてね?
だけど、私よりも先にこはるちゃんが声を上げた。
「え…そんなわざわざ大丈夫ですよ…!私の家そんな遠くないですし…」
いやいやいや、こはるちゃん。
あなたまさかこんな暗い時間に一人で帰るつもりなの…?
こはるちゃんみたいな子がこんな時間に一人だったら、知らないおじさんとかに連れて行かれちゃいそう…
こはるちゃん、ただでさえこんなに可愛いんだだから…
(いや、自分も人のこと言えないと思うけどね…)
「何言ってんの。こんな時間に一人で帰らせるわけないでしょ?遠くないって言ったって、ここからこはるちゃんの家までは、最短でも約40分はかかるんだから。」
え…40分って遠いじゃん。
「ですが…失礼ながら、先輩方だって帰りとか危ないんじゃないですか…?」