ずっと一緒にいてね?
分からないけどな…
はるなはたまに、俺の予想の斜め上をいくことがあるから。
緊張しないようにそんなことを考えていれば、はるながこちらに駆け寄ってきた。
「あ、あの…雅の話ってどんな話…?」
多分、俺の言う話が何か分からないのだろう。
改めてなんの話かと緊張しているようだ。
どことなくおどおどしている。
…可愛い。
俺の目にはどんなはるなも可愛く見える。
それに今の格好は、いつも見ている制服姿ではなく、寺町達が作ったという可愛いワンピースを着ている。
新鮮で普段よりも可愛さが増している。
「…なあ、はるな。今から話すのは、嘘割のない俺の正直な気持ちだ。聞いてくれるか…?」
はるなは俺の顔をジッと見つめると、静かに頷いた。
俺は、そんなはるなの目を見据えてゆっくり話し始めた。