ずっと一緒にいてね?

それが分かってすごく嬉しかったけど、今の俺にはそんな想いに浸る余裕がなくなっていた。


だって、好きな人に抱きつかれて、さらにあんなことを言われて。


そろそろ本気で我慢の限界なんだけど。


「キャッ…」


俺は、未だに泣いているはるなを抱き上げると、自分が椅子に座り、向かい合うようにしてはるなを自分の膝の上に座らせた。


だけど…はるなは恥ずかしがって顔を上げてくれない。


「はるな。」

俺はわざとはるなの耳元で甘く囁く。


「やあ…////耳元で囁くのだめぇ//」


予想通り耳まで赤くするはるな。


ヤバッ//……可愛すぎてどうにかなりそうなんだけど…


「はるながこっち向いたらやめてあげる。」


「…!////雅のいじわる…//////」


潤んだ瞳で俺の方を見上げてくるはるな。
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