ずっと一緒にいてね?
…でも未だにちょっと夢みたい。
まさか雅と両想いだなんて、思ってもみなかったから。
私がこんなことを考えている間も、この場はずっと沈黙状態だった。
誰もが雅を真剣な目で見つめている。
そんななか、雅が決意したように話し始めた。
「…分かってる。ちゃんと話す。祐介の言う通り、はるなにも関わることだから、先輩方にも聞いてほしい…。でも…その前にはるなと二人にしてくれませんか…?はるなに話したいことがあるので…」
そう話す雅の声は真剣だけど、どこか震えていて、私もギュッと雅を抱きしめ返した。
「…雅、大丈夫だよ。そんなに心配しなくてもはるなはここにいるよ?それに、雅の話ならいつでもどんな話でもちゃんと聞くよ?」
「はるな…」
弱々しく私の名前を呼んだかと思えば、私の胸に顔を埋める雅。