ずっと一緒にいてね?
俺はこいつの言葉に驚き、動揺してしまった。
…なぜ、どうして、そのことをこいつが知っているんだ…?
知っているのは、生徒会メンバーと寺町と相模、あき先輩とましろ先輩とこはるちゃん。
それに、今朝話した一輝だけのはずだ。
それなのに、なぜ転校して来たばかりのこいつが知っているんだ…?
それだけでも動揺したのに、こいつの次の言葉に俺は固まった。
「…やっぱりね。まさか雅、あなた、その子と付き合ってたりしないでしょうね…?」
………は??
この質問に俺の頭の中はさらに混乱し、完全に冷静さを欠いた。
その俺の様子を見て、こいつは肩を震わして怒りを露わにした。
「…図星ね。いい、雅。そいつと別れて私と付き合いなさい。じゃないと、そいつがどうなるか分からないわよ。こっちは名前まで把握してるんだから。確か岩見 はるなって言ったっけねえ。」