ずっと一緒にいてね?
「…おい、祐介。お前、はるなに変なこと吹き込むなよ。はるな、はるなは気にしなくていいんだよ。はるなははるななんだから。」
はるなに言い聞かせる雅の顔も可愛い。
一丁前に嫉妬した男の顔だ。
それが面白くて、試しにちょっといじめてみた。
「…雅。はるなが校内で慕われてるからって単純に嫉妬しただけでしょう?本当に独占欲の塊なんですから。」
笑いながらそう言えば、逆さず顔を真っ赤にする雅。
「ゆ、祐介!////お前は少し黙れ!そして、はるなの前でいらない言葉を言うな!」
ふふっ、照れてる照れてる。
ほんとにはるなを溺愛してるんだって分かる。
ももかさん達も、雅だからはるなを預けたんだろうな。
はるなは案の定、キョトンとして私と雅を見ている。
私は、よしよしとはるなの頭を撫でた。
「ごめんね、はるな。雅が可愛くて少しからかっちゃった。」