ずっと一緒にいてね?
私の言葉に目を見張った雅だけど、やがて満面の笑顔で微笑んだ。
「…ったく。俺のお姫様はしょうがないな。だけど、その願い叶えてやるよ。さっき宣言したばっかだしな。絶対守る。だから、もしもの時は絶対に俺のそばを離れるな。」
「うん!」
私は、雅のくれた言葉が嬉しくて、ギュッと
雅に抱きついた。
すると、そんな私達を見たあきちゃんが拗ねたように言ってくる。
「…雅、ずるい!たまには私にもはるな貸してよ!私もはるなちゃんギュッてしたい!」
…ほんと、やっぱりあきちゃんってチワワみたいで可愛い。
私は雅から離れてあきちゃんの元へ行こうとした。
すると、ギュッと雅に抱きしめられた。
「ダメ。はるなは俺のなのであげません。」
私が雅の言葉に顔が真っ赤になったのはいつものこと。
生徒会室にはいつも通りの時間が流れていた…