ずっと一緒にいてね?
あり得ないあり得ないあり得ない!!!!
なんでなんでなんで!!!!!?
雅は女嫌いなんじゃなかったの!?
私と別れて二度と恋愛しなかったんじゃないの!?
きっとその時の私の顔は、嫉妬に歪んでいたと思う。
ふふっ。
でも良く考えたら、もし雅がそいつのことが好きで、付き合ってたとしても、無理にでも別れさせればいいだけだわ。
方法なんていくらでもあるもの。
私には雅しかいないのと同じように、雅にも私しかいないんだから。
…私はこんなことを考えながらも、心のどこかでは分かっていた。
自分の心がみにくいことくらい。
今から私がしようとしてることが間違っていることくらい。
だけど、もう後戻りは出来ないんだ…
前の学校の友達にも七海と園香に裏切られて。
パパは私を置いて出て行って。
ママにも見捨てられて。
私にはもう雅しかいないんだ……
そんなことを考えている私は気づかなかった。
理実が私を見て複雑な表情を浮かべていたことに…