ずっと一緒にいてね?

…うん、相変わらず察しがいいね、ゆうかちゃん。


「もらえたよ。今さっき。」


「そっか、良かった。じゃあ、私はるなの様子見てるまなと変わって来る。」


「了解〜。よろしく。」


すると、少しして今まではるなの様子を見ていたまなちゃんが戻ってきた。


「まなちゃん、はるなはどう?」


「大丈夫、気持ち良さそうに眠ってるよ。」


その言葉にホッとする。


「ねぇ、えみ、入学式ではるなのこと言うよね?」


「当たり前。入学式は全校生徒参加だし。今朝のこともあるし、生徒会長直々に忠告してやるの。」


「そう言えば、ここに来た時全員機嫌悪かったよな…今朝さっきのはるなってやつのことでなんかあったンスか?」


雅が思い出したように聞いてくる。
< 36 / 320 >

この作品をシェア

pagetop