ずっと一緒にいてね?

それに、はるなが学校に来ようが、来まいが、はるなが深く傷ついたことに代わりない。


私達は、その事実に一番怒っていた。


「…はるなのこと、何も知らないのに、勝手なこと言わないでくれるかな?っていうか、私達が誰と登校して来ようが、あんた達には関係なくない?それとも何?あんたらに私達の交友関係を制限出来る権利があるとでも?」


誰も身動きさえしない。


ふん、こんなの序の口なんだから。


「さっき話聞いてて分かったと思うけど、私達ははるなとは9年の付き合いなの。ゆうかちゃんとまなちゃんは、12年の付き合いで家もすぐそこの幼なじみ。高校がたまたま一緒だけのあんたらよりも、よっぽど長い付き合いなの。」


そう、たまたま高校が同じだけのやつらに私達とはるなの関係に口を出す権利はない。


「だから、はるなに無闇に近付いたり、傷つけたりしたら、その時は、私達8人と、祐介と雅を敵に回したと思いなさい。二人には、既に協力を得ているから。」
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