ずっと一緒にいてね?

…どうしよう。


この中では、めぐちゃんと仲良くなったのを最後に、ずっと9人でいるのが当たり前だった。


それに、みんながこんな風に言ってきたのは初めてだった。


みんなはいつだって私のことを考えてくれている。


だから、迷った。

すごく。


それでも、私は、みんなの仲良くなれるって言葉を信じることにした。




「…私、その二人に会う。」


私が、以外にもすんなり了承ことに少し驚いたような顔をしたが、みんなすぐに笑顔になった。


「…ありがとう、はるな。」


…ありがとうはこっちのセリフだよ、えみちゃん。


私の人見知りを直すために、仲良くなれそうな人を見つけて来てくれて。


「…はるな、おいで。」


私は、まなねぇの隣にいたゆうねぇに迷いもなくギュッと抱きつく。


そんな私をゆうねえも優しく抱きしめ返してくれる。
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