ずっと一緒にいてね?
「…えみちゃん、その二人はどこにいるの?」
「生徒会室ではるなを待ってるよ。」
ってことは、この扉を開けた先に二人がいるのか…
「はるな、不安なんでしょ?ずっと抱きついてていいからね?」
ゆうねぇが頭を撫でてくれる。
「…うん。」
私がゆうねぇに返事したのを確認して、えみちゃんがドアを開ける。
「祐介、雅。はるな連れて来たよ。」
ドアの先には、とても広い空間が広がっていた。
生徒会の仕事をするための大きな机とイス。
そして、何故かこれまたデカくてふかふかしてそうなソファまであった。
祐介と雅と呼ばれる人物は、そのソファに座っていた。
私は、ギュッとゆうねぇを抱きつく力を強めた。
「祐介、雅、ゆうかちゃんに抱きついてるのが私の従姉妹のはるなだよ。二人ともはるなに自己紹介お願い。」