ずっと一緒にいてね?
「これが俺の過去…はるなはこんな俺を軽蔑する…?」
俺の過去を知っているのは、祐介と両親、そして、ここにいるメンツだけ。
会ったその日に話したのは、はるなが初めてだった。
何故話したのか、と聞かれても、自分でもよく分からない。
でも、一つだけ確かなことがある。
それは、俺ははるなに惚れてしまったということ…
もう、二度と恋なんかするつもりはなかったのに…
はるなは、ジッと俺を見つめてくる。
俺の腕の中にいるから、必然的に上目遣いになるわけで。
…っヤバイ…めっちゃ可愛い…
「…しないよ…」
「え?」
「…だから、雅のこと軽蔑なんてしないよ?」
はるなは、ただひたすら真っ直ぐに俺を見つめてくる。
「…今のところに雅を軽蔑する要素なんてないよ?雅は悪くないもん。それに…会ったばっかりだけど、はるな、雅のこと大好きだよ…?雅は雅だよ?だから、そんなこと言わないで…?」