ずっと一緒にいてね?
「…ゆうねぇ。おはよう」ニコッ
「…!おはよう、はるな。」
「はるな、おいで。」
手を広げてくれた先にはまなねぇがいた。
ギュッ
私は手を広げてくれたまなねぇにも抱きついた。
まなねぇは、私の頭を優しく撫でてくれる。
「はるな、みんなに早く会いたのは分かるけど、あんなに走ったら危ないでしょ。」
ももかちゃんの声が聞こえて、首だけ後ろを振り向けば、公園の入り口に息を切らしたももかちゃんがいた。
「ももかちゃんは、走るのが嫌なだけでしょ。」
クスクス笑いながら言うのはあきちゃん。
「確かに。昔から走るの苦手だもんね。」
これまた笑いながら相槌をつくのは、えみちゃん。
「ちょっと、二人ともそう言うこと言わないでよ。」
少し気まずそうに言うももかちゃん。