ずっと一緒にいてね?
「それより、はるな、後で私のところにもおいで?」
そう言ってあきちゃんは、雅の膝の上に座っている私の頭を撫でてくれる。
「…うん!」
私は、嬉しくて笑顔で返事を返す。
最近では、雅の膝の上にのることが多くなっていたけど、みんな、たまにこうやっておいでって言ってくれる。
雅も大好きだけど、やっぱりあきちゃん達も同じくらい大好き。
「…あき先輩。」
ふいに後ろからちょっと不機嫌そうな雅の声が聞こえた。
「言っとくけど、そう簡単には渡さないんだからね?」
不機嫌そうな雅とは反対にあきちゃんは上機嫌なようだ。
会話の意味はさっぱり分からないけど。
うん、ちょっと気まずいかも。
雅不機嫌になっちゃったし…