ずっと一緒にいてね?

「…ありがとう、ましろちゃん。」


いつも私のことよく見てくれて。


肝心なところは言えなかったけれど、私は目線で一生懸命伝えた。


「どういたしまして。困ったら、いつでも私のところにおいで?」


…伝わったみたい。


ましろちゃんって、はるなの心読めるのかなってたまに思うことがある。


ゆうねぇとまなねぇは、私が初めて心を開いた人ってこともあって、私のことなら何でも知ってるけど、ましろちゃんとは、あんまり会話をしないころからいつも私のことをよく見てくれていた。


「はるな、はい、りんごジュース。」


そこへ、まなねぇが二人分のりんごジュースを持ってきてくれた。


「はい。ましろちゃんも飲む?」


「ありがとう、まなちゃん。」

「…まなねぇ、ありがとう!」


「いえいえ、まだいっぱいあるからね?」


何度見ても、みんなの笑顔は眩しすぎる…//
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