ねえ、踊ろうよ!
選択
私の名前は香月朝顔(かづきあさがお)。高校二年生。
次の時間は体育。私は制服からジャージに着替え、友達と話しながら体育館へと向かう。
「今日から違うことをするんだよね?」
小花涼葉(こばなすずは)ちゃんが振り向いて訊ねる。星泉藤奈(ほしいずみとうは)ちゃんが頷いた。
私たちの学校では、体育の種目は自分の好きなものを選べる。前まで私たちはバスケットボールを選択していた。
「バスケ、もうちょっとしたかったな〜」
明日見真夏(あさみまなつ)ちゃんが残念そうに言い、「いや、もうあれだけ走らされるのは勘弁!!」と言った。真夏ちゃんたちは一斉に笑う。
「確かに、バスケ担当だった鬼頭(きとう)は異常なくらい生徒をしごいてたからね〜」
桜小路京(さくらこうじみやこ)ちゃんが頷いてくれたことに私は嬉しくなり、「京ちゃ〜ん!」と抱きつく。
私は体育が苦手。特に球技系は一番無理。でも前回は、サッカーかソフトボール、バスケットボールかバレボールの四つからしか選べなかった。
次の時間は体育。私は制服からジャージに着替え、友達と話しながら体育館へと向かう。
「今日から違うことをするんだよね?」
小花涼葉(こばなすずは)ちゃんが振り向いて訊ねる。星泉藤奈(ほしいずみとうは)ちゃんが頷いた。
私たちの学校では、体育の種目は自分の好きなものを選べる。前まで私たちはバスケットボールを選択していた。
「バスケ、もうちょっとしたかったな〜」
明日見真夏(あさみまなつ)ちゃんが残念そうに言い、「いや、もうあれだけ走らされるのは勘弁!!」と言った。真夏ちゃんたちは一斉に笑う。
「確かに、バスケ担当だった鬼頭(きとう)は異常なくらい生徒をしごいてたからね〜」
桜小路京(さくらこうじみやこ)ちゃんが頷いてくれたことに私は嬉しくなり、「京ちゃ〜ん!」と抱きつく。
私は体育が苦手。特に球技系は一番無理。でも前回は、サッカーかソフトボール、バスケットボールかバレボールの四つからしか選べなかった。
< 1 / 15 >