ねえ、踊ろうよ!
仲間割れ
ダンスを選んだのは、私たちを含めて二十人くらい。女子の方が圧倒的に多い。
「それじゃあ、武道場に入ってください」
ダンスを担当する先生がそう言い、私たちは「どんなことするのかな?」とわくわくしながら向かう。体育は苦手だけど、ちょっと楽しみなんだ。
「皆さんは、今からグループを作ってもらいます。そのグループで好きな曲のダンスを練習してください。そのダンスはみんなの前で発表してもらいます」
先生が武道場に着いた刹那にそう言い、私たちは「ええっ!!」と騒がしくなる。発表……。そんなの緊張しちゃうよ〜……。
真っ青になる私に、真夏ちゃんが「朝顔!一緒にやろう!」と明るく笑う。真夏ちゃんに「待った〜!」と涼葉ちゃんが言った。
「いつものこのメンバーでやろうよ!五人で踊れる曲を探してさ!」
「賛成!!」
私や藤奈ちゃんのたち全員の声がハモる。私たちは「ハモった!!」と笑った。
「……ね、ねえ……」
私たちが笑っていると、控えめに後ろから声をかけられる。振り向くと、同じクラスの松原(まつばら)さんと菊川(きくかわ)さんがいた。
「それじゃあ、武道場に入ってください」
ダンスを担当する先生がそう言い、私たちは「どんなことするのかな?」とわくわくしながら向かう。体育は苦手だけど、ちょっと楽しみなんだ。
「皆さんは、今からグループを作ってもらいます。そのグループで好きな曲のダンスを練習してください。そのダンスはみんなの前で発表してもらいます」
先生が武道場に着いた刹那にそう言い、私たちは「ええっ!!」と騒がしくなる。発表……。そんなの緊張しちゃうよ〜……。
真っ青になる私に、真夏ちゃんが「朝顔!一緒にやろう!」と明るく笑う。真夏ちゃんに「待った〜!」と涼葉ちゃんが言った。
「いつものこのメンバーでやろうよ!五人で踊れる曲を探してさ!」
「賛成!!」
私や藤奈ちゃんのたち全員の声がハモる。私たちは「ハモった!!」と笑った。
「……ね、ねえ……」
私たちが笑っていると、控えめに後ろから声をかけられる。振り向くと、同じクラスの松原(まつばら)さんと菊川(きくかわ)さんがいた。