幸せの扉を探して

桜たちも・・きっと・・


「桜、行ってくるね。」

「行ってらっしゃい」

「結俐、桜花、行ってくるよ。」

「パパ行ってらっしゃい。」
「は~い、パパ行ってらっしゃい。」

子供達にそう告げて
架瑠は、桜にキスをして
玄関を出ていく。


毎日の変わらない風景だが
桜は、幸せだと
思わずにはいられない。


さぁ、一日が、はじまる


今日も小さな、小さな

    幸せの扉をさがそう。


          完
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