幸せの扉を探して
出来上がった料理を見て
麗音は、びっくりしたが
どれも美味しくて
すべてを完食した。
「麗音さん、ピアノすごく上手。」
「くすっ、ありがとう。
プロ並みの瞳子に言われると
恥ずかしいけど。」
「そんなことない。
私のタッチとは、違うから。」
と、話ながら食器を片付けて
二人でソファーにすわり
コーヒーを飲む。
いつまで、ドイツにいるのかな?
離れたくないな、と考えていると
「瞳子、ホテルとっているけど
瞳子の家にきても?」
「うん。」
「じゃ、荷物取りに一緒にいこう。」
と、言われて
一緒に向かった。
行きも帰りも、手を繋いで
瞳子は、幸せだった。
例え、麗音が直ぐに日本へ
帰っても、この幸せを忘れないで
いようと思っていた。
瞳子のアパートメントに戻り
シャワーを浴びて
麗音は、瞳子を抱き締め
瞳子をベッドに運んだ。
キスをしながら、
瞳子の服を脱がせ
胸を揉みあげ、胸先を吸い上げる
「‥‥‥‥‥あん‥‥‥ん‥‥‥」
あちこちに、赤い華を咲かせていき
瞳子の中心をとらえて入り込む
胸と下とで、息があがる瞳子
「‥‥‥やっ‥‥‥んぅ‥‥‥ん‥‥‥」
「とうこっ‥‥‥いれるよ‥‥‥‥」
「‥‥‥ひゃ‥‥っ‥‥‥‥‥」
「くっ‥‥‥ん‥‥‥‥」
二人は、甘い快楽に浸り
空が明るくなってから
眠りに落ちた。
二人は、目を覚ましてから
ずっと、離れずにいたいが
瞳子は、翻訳の仕事を少しやり
その間に、麗音が食事の準備をする。
手がすいたらドイツの街を探索して
過ごした。
その夜に麗音は
「瞳子、結婚しよう。」
と、言った。
「‥‥‥‥‥えっ‥‥私で‥‥良いの?」
「瞳子を愛してるんだ。どう?」
「‥‥‥‥‥うん‥‥いえ、はい。‥‥‥」
「俺は、ドイツに永住するよ。」
「いいの?日本のお店は?」
「店は、輝に任せる。
実は、輝が後押ししてくれたんだ。
うじうじしている麗音さんは、
カッコ悪いって。
俺があこがれて、尊敬している麗音さんは
そんなへたれじゃないってさ。
輝が、店はきっちりやりますから
任せてほしいと、言ってくれたから
オーナーとして、売り上げを少しだけ
貰うつもりだ。
あとは、輝に。
こんな、俺じゃいやか?」
と、言われて
瞳子は、首をふりながら
「嫌じゃない‥‥全然‥‥嫌じゃない。
大好き‥‥麗音さん‥‥‥」
「俺は、瞳子を愛してる。
瞳子、さん付けは、もうやめて
俺の名は、国里・マイヤー(Meyer)玲音
(くにざと・まいやー・れおん)
だ。玲音と呼んでほしい。」
「玲音、なんですね。」
「クスッ、瞳子時々、敬語になるよね?
それも、なしで。宜しく!」
「もぅ‥‥はい、わかりました。」
と、言うと二人でクスクス笑いあって
沢山のキスをした。
永住するにも、一度帰国をしなければ
ならない。
瞳子は、翻訳を依頼されている会社に
連絡をして、ひと月休ませて貰うことに
して、玲音と日本へ帰国した。