幸せの扉を探して

すると・・桜が・・・
「まっ···待って···下さいっ··」
「「「桜っ?ゆなっ、桜ちゃん?」」」
と、架瑠と永莉と新君。

玲音は、立ち止まり
振り返った。

「ごっ···ごめんな···さい···
また、瞳子さんにお会いする
事ができないから。
あなたからお伝えしてください。」
と、ふるえる手を架瑠に
握ってもらいながら、
抱き締めらて話す桜に⋅⋅⋅⋅⋅
玲音もたまらない気持ちだった。

「私は····大丈夫です····ので
瞳子さんも·····どうか幸せに·····
なって下さい····と、お伝えして下さい。

それから·····玲音さん?····と
言われ····ました····よね···
瞳子···さんを···幸せに····してあげて
下さい·····。
また·····いつの·····日か····
お会い····できる···日を····
楽しみに·····して·····います······」
と、桜が言うと
玲音の綺麗なブルーの瞳から
涙が流れた。
「‥‥あっ‥ありがとう‥‥ございます‥‥
桜さんの気持ち、きちんと
瞳子に伝えます。
また、いつの日か。」
と、頭をもう一度下げて玲音は、
お店をでた。

店の外で佇んでいた瞳子を
玲音は、抱き締めて
桜から、言われた言葉を告げると
瞳子は、涙を流しながら
ありがとう、ありがとう
と、何度も呟いた・・

そんな瞳子を玲音は、抱き締めながら
ホテルへと歩いた。


玲音が去った後
「全く、お人好しなんだから。」
と、永莉が言うと
「それが、桜ちゃんだよ。」と、颯天
「本当に、あんなにふるえながら。」と、新
「ごめんなさい。
心配ばかりかけて····」
と、少し落ち着いてきた桜

「瞳子さん、前にあった時と
雰囲気が違っていたし
大好きな架瑠と結婚できたのに
架瑠に愛されることもなくて
つらかっただろうと思っていたから
ご主人と幸せになってほしい。
あの人、凄く瞳子さんを
愛しているみたいだったから。」
と、言うと
「本当に。
こいつは、桜ちゃん以外
女じゃないから。」
と、新が言うと
「そうそう、いつも隣にいる
私なんか、ずっと
みえていなかったし。」
と、永莉
「本当ですか?
凄い溺愛ぶりですね、架瑠さんて。」
と、華
「永莉は、俺が相手するからいいの。」
と、場違いな事をさらっという
颯天さんにみんな笑いだしてしまった。
当然、永莉は真っ赤に

そんな、みんなを結俐は
ニコニコしてみていた。

さあ、帰ろうか
と、なって各々お店を後にする。

結俐は、華ちゃんと新君に
手を引かれながら
「パパっ、ママっ、早くおいで。」
と、振り向きながら言っている

架瑠は、
「大丈夫か?歩ける?」
と、心配して桜に訊ねる
「大丈夫だよ、架瑠が一緒だから。」
と、言うと
架瑠は、桜にキスをして
桜の手を引いて立ち上がらせて
手を繋いだまま、結俐の後を追った。


みんなが店を出ると

店内は・・ザワザワ・・・

映画の撮影かなにか?
いるんだね?あんな美男美女の人達
凄い・・美人・・・
かなりの・・イケメン・・・
いいなぁ・・・
夢みてるみたい・・・・

と、しばらく落ち着かなかった。


架瑠も颯天も新も高身長でイケメン
玲音も美形
桜も永莉も瞳子も華も
美人であり、可愛い
八人も揃うと圧巻だろう

カフェレストランの中で
そんな騒ぎが行っているとは
八人とも・・知るよしもないが····
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