渡せなかった手紙の行方
渡せなかった手紙の行方
元気にしていますか?
中学2年生の時、転校して以来、会えてません。
あなたは、今どこにいますか?
私はどこにいるかわからない中学2年生の時の彼を思い出す。
みーん、みーん、みーん
「暑い!」
「それゃ、エアコンつけないで、扇風機かけてても暑いわ」
私は自分の部屋で姉と昔話をしていた。
姉は私にツッコミを入れた後、近くにあったエアコンのスイッチを押した。
「暑い、暑い」
「それで話は気温のことじゃないよね。今千紘(ちひろ)が彼に渡しそびれた手紙の話だよ」
姉は、私の部屋にあったうちわを片手に持って、私が座っている椅子の近くに座った。
「ああ、うん。話するね。あれは、三年前のこと。今日みたいな気温が暑くて、何もかもしたくない時から、彼と話をしたの」
中学2年生の時、転校して以来、会えてません。
あなたは、今どこにいますか?
私はどこにいるかわからない中学2年生の時の彼を思い出す。
みーん、みーん、みーん
「暑い!」
「それゃ、エアコンつけないで、扇風機かけてても暑いわ」
私は自分の部屋で姉と昔話をしていた。
姉は私にツッコミを入れた後、近くにあったエアコンのスイッチを押した。
「暑い、暑い」
「それで話は気温のことじゃないよね。今千紘(ちひろ)が彼に渡しそびれた手紙の話だよ」
姉は、私の部屋にあったうちわを片手に持って、私が座っている椅子の近くに座った。
「ああ、うん。話するね。あれは、三年前のこと。今日みたいな気温が暑くて、何もかもしたくない時から、彼と話をしたの」