君の155センチ
「今日はもう遅いから早め帰るよーに。お先に」

部長は笑いながら手を振って屋上を出た。
私も笑いながらお辞儀した。

携帯を見ると紗奈からメッセージが来ていた。

『ごめん!もう少しかかりそう…教室で待ってて泣』

紗奈も1回筆を持ち始めると止められないタイプだ。
OKのスタンプだけ返し教室に向かった。

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教室にはチラホラ人がいたが部活終わりでみんな帰宅準備をしていた。

私は自分の席に座り走っている野球部を見ていた。
みんな一生懸命でドロドロになりながら走っている姿にカメラを向けた。
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