こんなにも愛しているのに〜それから
シンガポール行きが決まってから
茉里とは
これからのことを含めて
よく話すようになった。
結婚してから
こんなに話したことが
あったのだろうか
というぐらいに
話をした。
なんで
今まで
10数年もこういう時間を
1時間でも2時間でもいいから
持たなかったのだろうか。
自分が盤石だと思い込んで
茉里の包容力の上に
胡座をかいていたんだなぁ。
シンガポール行きの前日。
見送りにいかないから
ここでいってらっしゃいをするわ。
という茉里を
思わず抱きしめた。
一瞬身体を固くした茉里だったけど
ゆっくりと
その身体から力が抜けて行くのが
わかった。
自分が覚えている茉里の身体より
一回りは小さくなったような気がして
切なくなった。
本当は
茉里にキスをしたかったけど
それは
。。。。。
許されないだろう。
黙って
抱かれてくれる茉里にいい気になって
抱きしめていたが
本当は
俺に触れられるのは
嫌なのではないか
ともチラリと思った。
茉里は
今回の斉木とのことは素より
その前の深野のとのことも知っている。
そんな醜態を晒した俺に
触れられるのは、、、
いや、
茉里と知り合ってから今まで
一瞬たりとも茉里以外の人を
愛したことなんてなかった。
俺は
茉里をこんなにも愛している。
茉里とは
これからのことを含めて
よく話すようになった。
結婚してから
こんなに話したことが
あったのだろうか
というぐらいに
話をした。
なんで
今まで
10数年もこういう時間を
1時間でも2時間でもいいから
持たなかったのだろうか。
自分が盤石だと思い込んで
茉里の包容力の上に
胡座をかいていたんだなぁ。
シンガポール行きの前日。
見送りにいかないから
ここでいってらっしゃいをするわ。
という茉里を
思わず抱きしめた。
一瞬身体を固くした茉里だったけど
ゆっくりと
その身体から力が抜けて行くのが
わかった。
自分が覚えている茉里の身体より
一回りは小さくなったような気がして
切なくなった。
本当は
茉里にキスをしたかったけど
それは
。。。。。
許されないだろう。
黙って
抱かれてくれる茉里にいい気になって
抱きしめていたが
本当は
俺に触れられるのは
嫌なのではないか
ともチラリと思った。
茉里は
今回の斉木とのことは素より
その前の深野のとのことも知っている。
そんな醜態を晒した俺に
触れられるのは、、、
いや、
茉里と知り合ってから今まで
一瞬たりとも茉里以外の人を
愛したことなんてなかった。
俺は
茉里をこんなにも愛している。