こんなにも愛しているのに〜それから
夫の浮気
それから
会社へ行く気力もなく
体調不良のためということで
休みを取った。
日頃平日にいない母がいるためか
小学校3年生の息子明文(あきふみ)は
喜んでいた。
お義母さんに任せっぱなしなのに
息子はママっこで
一日中私の後をついてまわる。
子供は可愛い。
自分が子供好きなんて
信じられないけど
真っ直ぐに私に向かう
素直な息子が可愛い。
則文がいうようにあの子に
弟か妹を作ろうか。
会社も
ここで少しひと段落しても
大丈夫だろう。
そんなある日の
昼間、
出社しているはずの則文が
帰ってきた。
東京から帰宅して
二人目を作ろうかという話を
したばかりだ。
則文も喜んでいたのに
今の彼の顔色はひどく悪い。
「則文も体調不良?
顔色が悪いわよ。」
「あぁ、、、うん、、、」
歯切れも悪い。
何だかよくないことが起こりそうだ。
「何か話があるんじゃない?」
「。。。。。」
「会社はどうしたの?」
「外回りのついでに、、、、」
私と目も合わせずに
ボソボソと話す。
「何なの?
はっきりと言って。
はっきりと言えない原因は、女の人?」
「!!」
則文の顔に驚きが広がる。
「気づいていないとでも思った?
則文がいつ、私に言うんだろうって思っていた。
あまりにも何も言わないし、
二人目を作ろうって言ったら
ものすごく喜んでいたから、
もう、別れたのかなって
思っていたの。」
「ごめん。
本気じゃなかったんだ。
今日、別れを切り出したら、、、、
妊娠したって言われて。。。
本気じゃないからって、
僕には奥さんも子供いるから
本気で愛することなんかできないよって、、、」
「でも、ちゃんとすることはしていたんでしょ。
じゃないと妊娠させられないわよね。」
怒りという感情は湧かなかった。
私も大概酷いことをしてきた。
則文を裏切っていた。
そんな妻を持つ則文が、よそに癒しを求めても
仕方がないこと、
とどこか諦めにも似た気持ちがあった。
しかし
本気じゃなくて遊びで
女性を妊娠させるということが
どうしても
それだけは許せなかった。
会社へ行く気力もなく
体調不良のためということで
休みを取った。
日頃平日にいない母がいるためか
小学校3年生の息子明文(あきふみ)は
喜んでいた。
お義母さんに任せっぱなしなのに
息子はママっこで
一日中私の後をついてまわる。
子供は可愛い。
自分が子供好きなんて
信じられないけど
真っ直ぐに私に向かう
素直な息子が可愛い。
則文がいうようにあの子に
弟か妹を作ろうか。
会社も
ここで少しひと段落しても
大丈夫だろう。
そんなある日の
昼間、
出社しているはずの則文が
帰ってきた。
東京から帰宅して
二人目を作ろうかという話を
したばかりだ。
則文も喜んでいたのに
今の彼の顔色はひどく悪い。
「則文も体調不良?
顔色が悪いわよ。」
「あぁ、、、うん、、、」
歯切れも悪い。
何だかよくないことが起こりそうだ。
「何か話があるんじゃない?」
「。。。。。」
「会社はどうしたの?」
「外回りのついでに、、、、」
私と目も合わせずに
ボソボソと話す。
「何なの?
はっきりと言って。
はっきりと言えない原因は、女の人?」
「!!」
則文の顔に驚きが広がる。
「気づいていないとでも思った?
則文がいつ、私に言うんだろうって思っていた。
あまりにも何も言わないし、
二人目を作ろうって言ったら
ものすごく喜んでいたから、
もう、別れたのかなって
思っていたの。」
「ごめん。
本気じゃなかったんだ。
今日、別れを切り出したら、、、、
妊娠したって言われて。。。
本気じゃないからって、
僕には奥さんも子供いるから
本気で愛することなんかできないよって、、、」
「でも、ちゃんとすることはしていたんでしょ。
じゃないと妊娠させられないわよね。」
怒りという感情は湧かなかった。
私も大概酷いことをしてきた。
則文を裏切っていた。
そんな妻を持つ則文が、よそに癒しを求めても
仕方がないこと、
とどこか諦めにも似た気持ちがあった。
しかし
本気じゃなくて遊びで
女性を妊娠させるということが
どうしても
それだけは許せなかった。