こんなにも愛しているのに〜それから
樹と茉里の想い
気流の乱れによるものか、
飛行機の揺れで
現実に引き戻された。
少し
うとうととしていたみたいだ。
あれから
これからのことを
茉里といつも
話し合ってきた。
茉里は離婚を主張し
俺はそれを拒否する。
その繰り返し。
ここで
俺の心が少しでもぐらついたら
二人を一生手放すことになる、と
必死になった。
本当に勝手なことだ
とは思ったが、
茉里を思うことは
出会ったあの日から揺らぐ事もなかった。
一人身勝手な想いと
行いで
大事な家族に大きな傷を与えてしまったが
もう一度
もう一度
俺と一緒に生きて欲しかった。
飛行機の揺れで
現実に引き戻された。
少し
うとうととしていたみたいだ。
あれから
これからのことを
茉里といつも
話し合ってきた。
茉里は離婚を主張し
俺はそれを拒否する。
その繰り返し。
ここで
俺の心が少しでもぐらついたら
二人を一生手放すことになる、と
必死になった。
本当に勝手なことだ
とは思ったが、
茉里を思うことは
出会ったあの日から揺らぐ事もなかった。
一人身勝手な想いと
行いで
大事な家族に大きな傷を与えてしまったが
もう一度
もう一度
俺と一緒に生きて欲しかった。