名もなき詩《詩集》



零しては無くし



無くしてはまた探した




『ごめん』





いつかそれが



「ありがとう」





「嬉しい」



に、変われるように




今はまだ、




「ごめん…」




だけど、もう俯かない。






「ごめんなさい」





もしかしたらそれは

弱いからではなく


強いからこそ


言えることなのかもしれない。





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