離婚前提。クールな社長と契約妻のとろ甘新婚生活
「……好きなだけ?」
「はい。好きなだけ、たくさんしていいですから」
コクコクとうなずいて訴えかけた。
千景の暴走を止めるためにほかならないが、自分で言って恥ずかしくなる。たくさんってなんだと、ツッコミを入れたくなった。
「百々花がそこまで言うなら、今夜はよそう。ただし、今言ったことを忘れるなよ?」
千景が百々花の目をじっと見据えて釘を刺す。
百々花はどぎまぎしながら、やっとといった様子でうなずいた。