離婚前提。クールな社長と契約妻のとろ甘新婚生活

「やだーっ、あてられちゃったじゃないのー!」


そういうつもりは決してない。正直な想いを愛華に伝えたかっただけ。


「でも、よかったね、百々花。あとは、ここのじーさまを説得して丸く収めよう」
「じーさまなんて言わないで」


聞こえたら大変だ。
自分の唇に「しーっ」と人差し指をあて、愛華にお願いする百々花だった。


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