離婚前提。クールな社長と契約妻のとろ甘新婚生活
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翌日、アリアシェリーの閉店間際。百々花がスタンド看板をしまおうと店の外に出たときだった。
「すみません。もう閉店ですか?」
女の子が遠慮がちに声をかける。
「いえ、まだ平気ですよ。……あれ? この前の」
顔を上げて、ふと気づいた。
「はい! 先日はありがとうございました」
体調を崩した母親に花を買っていった女子高生だ。
「母、とても喜んでくれました」
彼女がこぼれそうなほどの笑みを浮かべる。
「それはよかったです」