死者の言葉〜最期のメッセージ〜
キッドナップ
裁判から三週間ほどが経った。藍は今日も不審死の解剖に忙しい。

今日も朝から解剖が入り、やっとお昼休憩の時間になった。

「うう〜、疲れた〜!!今日はもう夕飯どこかへ食べに行こうかな〜……」

サンドイッチを食べながら、監察医の木下朝子(きのしたあさこ)が言う。大河も「いいですね!どこか食べに行きましょう!」と賛成した。

「藍も行く?私、ラーメンか豚カツが食べたいな〜」

「う〜ん……。俺は、魚料理が食べたいです。それか和食とか……。霧島さんはどうします?」

真剣に夕食の話をする朝子と大河に、お弁当を食べていた藍は「ごめんなさい!」と謝る。

「昨日、カレーを作りすぎちゃったの。だから今日は家で食べるわ」

テレビで紹介されていた野菜カレーを作ってみたところ、余ってしまったのだ。藍は少し寂しく思いながら謝る。

「霧島さんのカレー、おいしそうですね!」

「了解!今度は、みんなでホームパーティーしようよ!」
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