キミに伝えたい愛がある。
お茶出しを必死に行い、小道具の微調整などをしたり、少しうたた寝をしたりしていたら1日目の仕事は終わった。
残りの時間は空くんと回った。
空くんは甘いものが大好物だから、私たちはほとんどの時間とお金を食べ物に費やした。
「ちーちゃん、手繋ごう」
移動中はほとんど手を繋いでいたし、そういうカップルもちらほらいたから良いけど周囲にアピールしまくっているから、恥ずかしかった。
だけど、止めようなんて言えやしないし、空くんの溢れんばかりの愛情を裏切ることになるから言わずに我慢していた。
「明日は後夜祭やるよね。その時迎えに行くから教室で待ってて」
「うん、分かった」
「明日も楽しみだね。終わったらおばあさんに怒られない程度に遊んでから帰ろう。僕ちーちゃんと行きたいところあるんだ」
「うん、楽しみだよ」
なんて言いながらも空くんの顔色を確認し、話題を切り替えてから楽しそうに話した。
こんな状態が1ヶ月以上続いているけど、これは悪い意味で変わらない。
私が空くんに対して気を遣い過ぎているのかもしれない。
私らしくいるということを私は忘れていた。
もはや今ここにいる自分も自分ではないように思えてくる。
こんな感じで良いのかと悩む時間さえも私にはない。
とにかく今を生きるので精一杯。
まるで湖で溺れて呼吸が出来ないような辛さだ。
地面に上がりたいのに上がれない。
いつになったら上がれるのだろう。
そんなこんなで、1日目はあっけなく過ぎていった。
残りの時間は空くんと回った。
空くんは甘いものが大好物だから、私たちはほとんどの時間とお金を食べ物に費やした。
「ちーちゃん、手繋ごう」
移動中はほとんど手を繋いでいたし、そういうカップルもちらほらいたから良いけど周囲にアピールしまくっているから、恥ずかしかった。
だけど、止めようなんて言えやしないし、空くんの溢れんばかりの愛情を裏切ることになるから言わずに我慢していた。
「明日は後夜祭やるよね。その時迎えに行くから教室で待ってて」
「うん、分かった」
「明日も楽しみだね。終わったらおばあさんに怒られない程度に遊んでから帰ろう。僕ちーちゃんと行きたいところあるんだ」
「うん、楽しみだよ」
なんて言いながらも空くんの顔色を確認し、話題を切り替えてから楽しそうに話した。
こんな状態が1ヶ月以上続いているけど、これは悪い意味で変わらない。
私が空くんに対して気を遣い過ぎているのかもしれない。
私らしくいるということを私は忘れていた。
もはや今ここにいる自分も自分ではないように思えてくる。
こんな感じで良いのかと悩む時間さえも私にはない。
とにかく今を生きるので精一杯。
まるで湖で溺れて呼吸が出来ないような辛さだ。
地面に上がりたいのに上がれない。
いつになったら上がれるのだろう。
そんなこんなで、1日目はあっけなく過ぎていった。