キミに伝えたい愛がある。
劇は予定時刻に始まった。


めぐちゃんとりっくんが隣の席になり、運命的な出会いをする。


りっくんとの出会いを運命だと思うめぐちゃんが面白おかしく告白をするけど、りっくんに何度も拒まれる。


しかし、そんな2人が近付く大きな出来事が起こる。


それが文化祭。


準備を一生懸命に頑張るめぐちゃんにりっくんはどんどん惹かれていく。


そしてりっくんは文化祭が終わった後めぐちゃんに告白することに決める。



「屋上で待ってるから...。絶対来いよ」



その言葉で1度照明が消え、私とりっくんが苦労して描き上げた夕日の背景と共に2人が現れる。



「お前が好きだ。この夕日に負けないくらいお前のことを思う気持ちは熱い。だから...」



りっくんの手をめぐちゃんが握る。



「ずっと一緒にいよう。この夕日に燃やされるまで...」



めぐちゃんのその一言で舞台は終演した。

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