キミに伝えたい愛がある。
夏のいたずら
大会が終わり、残すは終業式だけになった。
「ちーちゃんはさ、定演でやりたい曲ある?」
「もうだいたい決まってるんじゃないの?」
「まあ大会曲とSing Sing Singは確定で、あとはJ-POPでしょ?あたしさ、最近流行りのあのアイドルがいいんだけどさ...名前なんだっけ?」
「私そういうの疎いから分からない。りっくんに聞いたら?」
私がそう言うと嬉しそうにめぐちゃんはりっくんの元へと駆けて行った。
「陸、あのさ、聞きたいことあんだけど」
「何?」
声を聞く限り、不機嫌。
ここ数日ずっとこんな感じ。
私が真面目に謝らなかったのが悪かったのだと思う。
謝りたいなと思ってはいるけど、タイミングが掴めず、未だに謝れていない。
というより、もうこのまま話さなくてもそれはそれで良いような気もする。
元からりっくんとめぐちゃんのコバンザメだった私はいてもいなくても対して変わらないんだ。
ならいい。
嫌ってくれていい。
その代わりにめぐちゃんを世界中の誰よりも好きになって幸せにしてほしい。
「男性アイドル?ジャーニープロダクションの?」
「そうそう!それで最近どーんと人気が上がった人達いるじゃん!」
2人が結ばれますように。
ただそれだけを祈っていた。
「ちーちゃんはさ、定演でやりたい曲ある?」
「もうだいたい決まってるんじゃないの?」
「まあ大会曲とSing Sing Singは確定で、あとはJ-POPでしょ?あたしさ、最近流行りのあのアイドルがいいんだけどさ...名前なんだっけ?」
「私そういうの疎いから分からない。りっくんに聞いたら?」
私がそう言うと嬉しそうにめぐちゃんはりっくんの元へと駆けて行った。
「陸、あのさ、聞きたいことあんだけど」
「何?」
声を聞く限り、不機嫌。
ここ数日ずっとこんな感じ。
私が真面目に謝らなかったのが悪かったのだと思う。
謝りたいなと思ってはいるけど、タイミングが掴めず、未だに謝れていない。
というより、もうこのまま話さなくてもそれはそれで良いような気もする。
元からりっくんとめぐちゃんのコバンザメだった私はいてもいなくても対して変わらないんだ。
ならいい。
嫌ってくれていい。
その代わりにめぐちゃんを世界中の誰よりも好きになって幸せにしてほしい。
「男性アイドル?ジャーニープロダクションの?」
「そうそう!それで最近どーんと人気が上がった人達いるじゃん!」
2人が結ばれますように。
ただそれだけを祈っていた。